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「海猿」シリーズ、新たなるステージへ―

2010年9月18日、日本映画のメジャー配給初となる3Dと2Dで同時公開された、『THE LAST MESSAGE 海猿』。
『海猿 ウミザル』(04年)、連続ドラマ『海猿 EVOLUTION』(05年・フジテレビ系)『LIMIT OF LOVE 海猿』(06年)と続いたシリーズの4作目・映画第3弾で、「完結編」と銘打ったこの作品は興行収入80.4億円を記録し、2010年の実写日本映画第1位に輝いた。
この完結編をもって長い航海に終止符が打たれるはずだった『海猿』シリーズ。しかしさまざまな思いが呼び集まって、再び新作が作られることとなった。 そのひとつは、「やり残したことがあるのではないか」という作り手たちの思いだった。
佐藤秀峰の原作コミック『海猿』の最終話で描かれているのは、「ジャンボジェット機の海上着水」。羽住監督とプロデューサー陣は、この前代未聞の海難事故の映像化を何度も検討したが、そのスケールとテーマの折り合いがつかず、そのたびに断念してきた。
また、同じく原作では主人公・仙崎大輔は特殊救難隊へ進むことになる。潜水士たちの最高部隊で、海難救助の「最後の砦」と呼ばれる特殊救難隊。そこで苦闘する大輔の姿を見てみたいという思いは、製作陣はもちろん、演じる伊藤英明も以前から抱いていた。 「海上着水」と「特殊救難隊」。この二つの題材を描かずしてシリーズを終えていいのか。
『海猿』を通して伝えられるテーマはまだあるのではないか。 そんな思いが、『海猿』を新たなステージへと導いていく。

今の時代だからこそ、作品に懸ける思いもまたひとつに

最新作に向けて何十回と打合わせが重ねられていたなか、日本を揺り動かす事態が襲う。2011年3月11日の東日本大震災。このまま製作が出来るのかという思いも芽生えたが、大災害にも自らを顧みずに他者を救おうとする人々、手を取り合って助け合う人々の姿に、『海猿』のテーマである"命の大切さ"や"人の絆"を再認識させられた製作陣は本作を作る意義をより深めることになる。さらに製作の後押しになったのはやはりファンの思いだ。「THE LAST MESSAGE 海猿」公開直後から続編を望む声は絶えず、震災後には、1000人以上の人々が署名してメッセージを寄せた嘆願書が届けられた。そのなかで本作に懸ける決意、創意も揺るぎないものとなった。
奇しくも本作は、日本中が注目する未曾有の大事故のなか、ひとつに繋がっていく人々を映し出す。海上保安官たちの不屈の救出劇と共に、名もなきヒーローたちの活躍を描いている。未曾有の海難事故をただ茫然と受けとめるしかなかった人々が、ひとりまたひとり立ちあがり、自分に出来る最善を尽くそうとする。今まで仙崎大輔というキャラクターを通して描いてきた「勇気」や「絆」といったものが、どんな人にも存在していて、その思いが集まればどんな困難も乗り越えられる。
そんなメッセージを込めて付けたタイトルが「BRAVE HEARTS(勇者たち)」なのだ。

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